傘が壊れて考えた

  • 2017.02.18 Saturday
  • 12:45


傘を差して家を出た。しばらく歩くと雨が上がったので傘を閉じたら、空中分解した。

骨が四方八方に飛び出し、もはやこの物体をコンパクトにまとめる術はない。よりによってこんなに急いでいるときに。とっちらかった傘を花かごを抱えるていで捧げ持ち、とりあえず歩き続ける道すがら、よからぬ考えが頭をよぎる。こんなのどっかの物陰に捨ててしまえばよいのだ。

一瞬、周囲を見渡し程よい物陰など探してしまったりしたが、我に返って必死に考えた結果、少し先のコンビニに入り、新しい傘を買うからこれを処分してくれと懇願することを思いつく。恐る恐る言い出してみたら、しぶしぶながらも引き受けてもらうことに成功した。一件落着。

世の中には、やってはいけないことがある。ごみをポイ捨てするなんて絶対やってはいけない。聞かれれば皆そう答えると思う。しかし実際は、タバコの吸い殻をポイポイするのを何度も見たことがあるし、床にこびり付いたガムの跡や、道端の空き缶もあちこちで見る。なぜなんでしょうね。

吸い殻を捨てるひとをみていると、堂々とポイしているのは少数派で、大概はサッと手を振り下ろした流れや、コートの陰に隠して素知らぬ顔で捨てているようだ。悪いってわかってるわけです。じゃあやるなって話で。

誰にも気づかれなくても、ダメなものはダメ。そう思える倫理観の拠り所は何か。宗教的にいうなら神様が見てるからだが、私の場合は私が見てるってことになる気がする。そんな自分では自分が嫌だ。子供が生まれて、その考えは強くなった感じ。完璧は目指してないけど、家族や友人に恥ずかしくない人間ではいたいかなぁ。

コンビニを出て歩いているうちに空はどんどん晴れてきた。壊れた傘を持ち歩くことを考えたら、真新しいビニール傘の1本くらいなんてことない。なんてことない。が、まぁ邪魔は邪魔です。傘は折り畳みに限りますね。
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