ていねいに字を書くという技能

  • 2014.06.19 Thursday
  • 20:47


最近2015年卒の学生さんたち相手に会社説明会など開催している。事前に書類を出してもらったり、その場でアンケートを書いてもらったりするわけだが、その字が、揃いも揃って、なんというか、雑。

ごく普通に生きてくると、字を正しく書けるよう覚えることはあっても、上手く書くための訓練をする機会は実はほとんどない。だから大人になっても、自分は字が下手だと言う人はいっぱいいる。

ただ、下手なりにていねいに書いた字というのはわかる。自称下手だという字も、どちらかというとそれはその人なりの味だと思うし、ここぞというとき大概の大人はていねいには書けるものだ。そういう認識でいた。

ところが学生さんたちの字は、下手且つ雑で、これが結構衝撃的だった。履歴書というものは通常、これ以上ないくらいていねいに美しく書くものだと思うのに、下手且つ雑なのだ。気持ちを疑いたくなるほどに。ちょっと哀しくなるほどに。

今や手で文字を書く機会は減る一方だ。学生さんたちは物心ついたときにはパソコンも携帯もあって、ここに至るまでの間、長い文章を手で書くことが本当に少なかったのだろう。結局のところ機会が減れば減っただけ字が上手くなるチャンスも減り、書く行為に重きを置かなくなっていくのかもしれない。

なんだかもったいないなぁと思う。字をていねいに書けるということは、もはや特殊技能のひとつになってしまったのだろうか。日本語はこんなに美しい形をしてるのにね。人のふり見て、ではないが、改めて誰かに渡すメモや手紙を書くときは、できるだけ字をていねいに書こうと思った。すごく、大事なことだと思うのだ。もうこういうのも、古い考え方なのかなぁ。
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