新しい香り

  • 2011.08.04 Thursday
  • 11:48
ホテルはフレグランスをつけてはならぬ掟であったので、旭川にいる間はまったく香水と呼ばれるものに手を出さなかった。当然コレクションも大半が劣化したりじょんちゃんにあげたりで失われ、唯一すごく気に入っている1つだけを手元に残してあった。

しかし東京への引越しのどさくさでその大事な最後の1本もどこかに紛れ込み、せっかく大手を振ってフレグランスを振りかけられる環境になったにもかかわらず、相変わらず何もつけない日々を送っていた。

そしたら今朝帰省のパッキングのラストスパートをしていたら、ハンカチの入っている引き出しの奥から突然そいつが出現したのである。おかしい。何度も確認した気がするのに。まぁ失せ物が出てくるときとは概してそんなもの。とりあえずそれはそれは久しぶりにフレグランスなど身にまとい、旅に出た。

モノレールに乗りながらふと、そのフレグランスを選んでくれたパルファム・ソムリエさんを思い出した。どうせなら今の新生活に相応しい香りをまた選んでもらいたい。自分も好きで、はたからみて相応しい香りを身につけると、それだけで気分が良いものだもの。それでおそらく2年ぶりくらいにメールをしてみた。するとなんと。もうフレグランスの仕事はやめて、全然違う業界に転職したというではないか。あれれのれ。じゃあいいわ。自分で選ぶわ。

香りのアドバイザーは五万といるから、別に彼にこだわる必要はないのだけど、ちょっと寂しい。考えてみたら私に対して同じような感情を持つ人がいるのかもしれない。ホテルに居たころにブライダルフェアで接客したカップルとか、顧客の何人かとかで、特に個人的に交流のあった人達。ホテルに居ないなんて、みたいなさ。そういう切り口から知り合った人にとっては、私はそういう人だ。その期待を裏切らないようにするなんて発想は間違ってるとしても、何かを切り捨ててしまったような感じが少し切ないなぁ。

東京に帰ったら、何か新しい香りを調達しよう。それで、また新しく始めるとしよう。ここから年末まで、文字通り戦い抜くためにもね。

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