ジャングルからの生還

  • 2004.10.13 Wednesday
  • 23:57
ダナン・バレーから無事に生きて帰ってきまちた。

前情報で既に気を失いそうになっていたはずが、着いてみればヒルだの蚊だのはあっさりと防げてしまい、むしろ辛かったのは同行者の暴君振り。ジャングル探検は、楽しかったか楽しくなかったかと言われれば、「全く楽しくなかったわけでじゃないけど、もう二度と御免。決して人には勧めません。」という感じ。

何しろ最寄りの空港から2時間半、常に身体がバウンドして頭が窓にぶつかるような悪路を突き進まねばならない。眠りに落ちることもままならなず、長い時間ただひたすらに耐えるのみ。この時点ですっかり心神喪失。休みなく頭をシェイクされ続けた結果、やっとの思いでボルネオ・レインフォレスト・ロッジに辿り着いた頃には吐き気はするし足はふらつくし、しばらく立ち直れなかった。

やけに味わいの出ているロッジ

ホテル自体は、ジャングルの中にあるにしては上出来の部類。ルーム電話もエアコンもアメニティも浴槽もないが、スタッフのサービスは非常に良く、毎食メニューが変わるビュッフェもなかなかのお味。しかしチェックアウト直前にスコールのために電話線が調子悪くなり、カードでチェックできなくなるというハプニングに見舞われたりもした。

朝早くの川辺

基本的には人里離れた陸の孤島であり、ジャングルトレッキング以外することがない。まぁ、普通はそれだけを楽しみに行く場所なんだから、それで構わないのでしょう。朝6時からひと歩き、朝食、ジャングル午前の部、昼食、ジャングル午後の部、夕食、ナイトウォーク、就寝。その繰り返し。各トレッキングの後には、シャワーを浴びて日焼け止めと虫除けを塗り直して、別の服に着替えて、洗濯もする。ジャングルの刑inボルネオ。

とかげ?

気温も湿度も高いジャングルの中を、長袖・長ズボン&ヒルよけソックスを装着し、帽子を目深にかぶってタオルを首に巻き付け軍手をはめて歩くと、暑いという感覚ももう超えてしまう。滝のように汗が出て、しまいには気持ちよくなってきちゃうんだもの。肉眼で全体像を確認できた可愛い生き物はカメレオンちゃんだけで、周りを見てもただ林が広がるだけ。前を歩くひとのヒルよけソックスを見ながら、黙々と歩き続けるのであった。

ザ・ヒルよけソックス

きれいだなぁと、しみじみココロ洗われる風景ももちろんあった。あったけど、諸問題にかき消されてなんだか印象薄。あと何ヶ月か経てば辛かったことは大概忘れて、素敵な朝もやの川辺だとか、木漏れ日の中の滝壺のプールの絶景だとかばかりを思い出すことになるのだろう。もちろん、懐かしみはしても、戻る気はない。結局の所今回の旅行で一番楽しかったのは、帰国便を待つ間に出掛けたコタキナバルのショッピングセンターだったかもしれない。ローカルのスナックやインスタントラーメンが最高に面白かった。

ジャングル奥地の滝

まずはいろんな皆様にお世話になりつつ、めでたく難を逃れて帰国できたわけだが、ひとつはっきりしたのは、自分ではいかにアウトドア向きでないと思っていても、私は案外変なところで体力があって、足下の悪い岩場もほいほい歩けるし、どうやら素養はあるらしいということ。妙ちくりんな虫や生き物が一切居ないのであれば、もともと私だってやぶさかではないのだ。でもあり得ないでしょう、そんなの。だから仕方ないのです。ジャングルはだめです。
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